本の紹介!実家の片付け本 オススメ2冊

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お役立ち 書籍 片付け
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実家や親の家を片づけるということ‥

皆様こんにちは

突然ですが、
ご両親はお元気でいらっしゃいますか?

ご両親とはご一緒にお住まいですか?
ご実家はすぐ行ける距離ですか?
それとも遠方でしょうか?
それともご実家にお住まいですか?


親から見ると自分の子供はいつまでもたっても子供のままであるのと同じように、子供から見た親のイメージもまた40~50代くらいで、元気で頼りがいのある、なんでも出来る親であり続けています、これは願望でもあるのかもしれません。分かっているつもりでも、心のどこかで、親の老いを受け入れたくない気持ちは誰しもあるのではないでしょうか?

でも実際はアナタのご両親も年をとりました。あのしっかり者で、几帳面で、片付け上手で、キレイ好きで、アナタが部屋を散らかしていると、「どうしてアナタいつもこうなのっ!」と叱ったり、呆れたりしていた、あの母が、あの父が今はもう、おばあちゃん、おじいちゃんです。ひょっとしたら昔のように上手に片づけは出来なくなっているかもしれません。

親の世代は、モノの無い時代を経験し、何も持たない状態から、自分たちの力で、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、自動車、などの以前は家庭に無かったモノを一つずつ手に入れてきました。その後も電子レンジ、電気炊飯器、コーヒーメーカー、布団乾燥機、ズボンプレッサーと所有する物はどんどん増えました。それら一つ一つを手に入れた時の満足感と、その品物達と過ごした思い出にも格別なものがあるのではないでしょうか。

また一方で、親戚や兄弟が沢山いて、結婚式やお葬式を自宅で普通に行っていた時代を良く知っている親世代は、ストックしなければならないと自分の頭の中にインプットされている、寝具、座布団、食器類の数が我々とは桁違いです。

世代によってモノに対する価値観というのは大きく異なっているのです、この違いがどれ程のものか、身をもって実感するのが実家の片づけです。

状況は人それぞれですが、「実家の片づけ問題」はほとんど全ての人にとって他人事とは言えないのではないでしょうか。

そこには、片づけに費やす時間や費用といった物理的な問題と共に、ご両親、ご兄弟、周囲のご家族、ご親戚それぞれの感情が絡み合い、更に相続についてや、状況によっては実家が空家になってしまうことへの対応が求められることも少なくありません、また、片づけと同時に介護に直面するケースも多いのではないでしょうか。

いざ、そういった状況に直面した場合は、何から手を付けていいかがわからない、どうすれば良いかわからないというのが普通だと思います、そんな時に参考に出来る情報を慌てて探すのはなかなか難しいですよね・・できればこういう事柄については、日頃から他人事とせずに事前に予習して心構えをしておくことも大事ではないでしょうか。


今回は、そんな時に役立つ2冊をご紹介いたします。実家をいつか片付けなければならない人も、もう片付け始めている人も、それぞれに、きっと役立つ内容です。

「カツオが磯野家を片づける日」後悔しない「親の家」片づけ入門

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著者:渡部亜矢
発行所:SBクリエィティブ株式会社
定価:800円+税

実家片づけアドバイザーの渡部亜矢さんの著書。

ある日、41歳になったカツオが突然磯野家の片づけ問題に直面します、それに対してどう対応していったか、お馴染みの磯野家の人々が登場し物語として読ませてくれます。

内容は5章に分かれていて
Part1で 親の家の片付けの基本や心構えについて
Part2で 遺品整理の具体的な進め方について
Part3で 遺産相続等の税や法律について
Part4で 空家問題の現状と対応方法について
Part5で 生前整理の基本と具体的なやりかたについて
と、それぞれテーマごとに描かれています。

物語をたどりながら、テーマ別に実家の片づけの基本を学べるようになっています。

ストーリーとしてもよく出来ていて、先の展開が気になるので、興味を持って読み進めることが出来ますし、章ごとにテーマを絞った内容になっているため目次を見返せば必要な情報も容易に探すことが出来て実用性も十分です、なによりも私達は磯野家の事を自分の家族のように良く知っていますから、状況がイメージしやすく、遺産相続や空家に関する法律の事など、少々複雑で難しい話題も、分かりやすく学べて、本当に良く出来てる本だなと思います。

実家の片付けに直面している人も、まだの人も一読の価値ありです。

 

親の家を片づける

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編者:主婦の友社
発行所:株式会社 主婦の友社
定価:1,300円+税

こちらは実際の実家の片付けを取材しているドキュメンタリーです。

15の実例と、それにまつわる実家の片付けに役立つ18のコラムで構成されています。

実例の部分には写真もあり、リアルに現場が迫ってきます、しっかりと取材されたうえで紹介されている実例からは、現実にどんなことが起きるのかを知ることが出来て、とても参考になります、特に、体力的、時間的、金銭的な負担の大きさや、キレイ事だけでは済まされない家族関係の事、持って行きどころのない感情の問題、これらが絡み合って、読んでいるだけでも自分のことのように迫ってくる感じさえします。

ですから、熟読しようとすると、何だかどっと疲れてしまい、読むのが少し辛くなるような感じさえあります、そのぐらいのリアルさと説得力がありますので、参考になる部分も本当に多いと思います。

この本は、今まさに片づけ真っ最中という方にとっては共感出来る部分が多く、勇気づけられることも多いと思いますし、これからの方にとっても、15の実例の中に自分と状況や条件が似ているケースを探せると思いますので、同じ立場になった場合をイメージしやすいと思います。

単にノウハウを学ぶというより、実際どんな部分に苦労するのか、どんな気持ちになるのかを知るために最適な本です。

シリーズ続編として実践編や相続編も出版されています。

他人事とせずに日頃からしっかり話し合うことが大切!

ご紹介した2冊の中には、実際に当事者の立場になってみて初めて気がつく様々な障害や困難、そういった事への対処方法が描かれています。

そして、その中でも結局一番肝心なのは、家族間のコミュニケーションと信頼関係なのだということに気付かされます。

問題に直面してから始めるのではなく、日頃から家族としっかりコミュニケーションを取り、情報を共有して、信頼関係を維持し続ける、親子、兄弟といえどもこういった日々の心掛けがとても大切なことなのだと感じます。今週末あたりは久しぶりに家族とじっくり話してみませんか?

 

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住所:長野県長野市若槻団地1−492

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