かいてきの木のエアコンクリーニ…
エアコンクリーニングは必要か?知っておきたいエアコンの基本知識!
エアコンの冷たい風はどこから来るのか?
まずは素朴な疑問!
エアコンで冷房運転した場合、吹き出し口から出てくる冷たい風っていったいどこからきたのでしょうか?
答えは「同じ部屋の中から!」です。
エアコンの室内機のカバーを開けて中を覗くと、金属の薄い板がいっぱい並んでます。これを熱交換器と言いますが、冷房運転の時はここをキンキンに冷やしています、そこを吸い込まれた暖かい空気が通過する時に熱を奪われ冷たくなるので、その冷気を送り出して冷房しているわけです。
エアコンと掃除機は同じような物?
エアコンのスイッチを入れると送風用のファンが回り始め勢い良く風を送り出します、空気が出ていく分吸い込む必要がありますから、天井付近の空気がエアコンに吸い込まれていきます。つまり空気清浄機や掃除機と同じように、空気と一緒に室内の汚れやホコリを大量に吸い込んでいるのです。エアコンが汚れるのはこの空気を吸い込んだ時です。
エアコンは外装のカバーやフィルターで覆われていますから、汚れがダイレクトに内部に進入するわけではありません、まず、外装カバーやフィルターに付着し、その汚れを放置して堆積させてしまうと、常に空気を吸い込もうとしているエアコンの内部に隙間から少しずつ吸い込まれていくことになるのです。ですから、外装カバーやフィルターを常にキレイにしておけば、内部への汚れの進入はかなり防ぐことが出来ます。
エアコンの手入れの極意は本体表面とフィルターのまめな掃除にあり!
結局エアコンのお手入れの極意は以下の2点に尽きると言えます
①定期的なフィルターの掃除
②表面の拭き掃除
あまりに当たり前すぎるようですが、先に述べた理由から実はとっても重要なことなのです。
お掃除機能付きエアコンの意味
最近のエアコンは自動お掃除機能が装備されているものが多くなってきました。
これがどんな機能なのか正確に理解している方はとても少ないのですが、正確にいうと「自動フィルターお掃除機能」です。エアコンの内部をクリーニングしてくれている訳ではなく、あくまでもフィルターを自動でお掃除してくれるものです。エアコンの手入れで一番大切な本体表面の清掃とフィルターの清掃のうちのひとつである「フィルターの清掃」を自動でしてくれるのはとても大きなメリットです。
ですが、主な利点はこの一つくらいで、あまり知られていませんが、逆にデメリットは結構あるのです。
まず第一はお掃除機能付きのエアコンだから全くお手入れが必要ないと勘違いしてしまうことです。
たとえお掃除機能付きのエアコンでも自身で手入れをする必要は大アリなのです、フィルターのお掃除も機械任せでは不十分な場合もありますし、メーカーや機種によって異なりますが、お掃除機能で集めたホコリを定期的に捨てる必要もあります。
又、前項で述べたように、表面のお掃除も重要なお手入れですが、これは自分でやる以外にありません。取り扱い説明書を読んでいただくとこれらのお手入れの方法がしっかり書かれています。
メーカーも「お手入れ楽々♪」とうたっているのであって、「お手入れ不要!」とは言っていないわけです。
つまり、お掃除機能が付いていることへの過信から、エアコンへの関心が薄れ、お手入れしなくなることが一番不都合なことなのです。
そして、お掃除機能付きのエアコンは構造が複雑なので、カバーを外すのも、フィルターを外すのも、説明書なしでは結構難しいのです。従来のシンプルタイプと比べると、この辺りのお手入れは結構面倒に感じます。
そして最大のデメリットは、お手入れをサボってエアコンが汚れると、従来のタイプでは、ありえなかったほど酷く汚れてしまう可能性があることです。構造が複雑なゆえにかえって汚れを大量にため込んでしまう場合があるのです。
現在、各メーカーとも中位機種から上位機種にかけては、ほぼ「お掃除機能」を搭載しています、逆に付いて無いのは、下位のシンプルなモデルのみというのが現状です。
省エネ性能や、その他の機能で選んだり、LDKなどで使用する能力の大きなエアコンを選ぶ場合は必然的にどうしてもお掃除機能が付いてきてしまいますので、お掃除機能が不要だと思っても、そういう選択肢自体がありません。
ですので、子供部屋や寝室など、多機能や大容量が必要無い場合などは敢えてシンプルな低価格帯のエアコンを選ぶのも良い選択だと思います。
そして、自動お掃除機能付きエアコンを購入した場合には、お掃除機能を過信せず、エアコンに関心を持ち、たまには、汚れを点検し、表面やフィルターのお掃除を自分でやる意識を持つことです。そうすることで、逆にお掃除機能の便利さ、ありがたさを実感できると思います。
エアコンクリーニングは必要か?
エアコンクリーニングが必要かどうかは、エアコンによって異なります!つまりは自分の目で見て、ニオイを感じて判断するしかありません。
当然ですがご本人が必要性を感じなければやる必要は無いのです。
エアコンに近づき、パネルやフィルターを外し、実際に自分の目で確認し、臭いを嗅いでみてください、そのうえで、「汚れてないな」と感じたなら必要ありません。しかし、汚れが目についたり、臭いが気になると感じるのであれば、放っておいても事態は更に酷くなる一方ですので早めの判断が賢明です。
エアコンクリーニングの頻度について・・
エアコンクリーニングの頻度についても、使用状況や設置場所等の条件により本当に様々ですので、一律に何年に1度がオススメですとかは言えないのです。ただ、表面の拭き掃除とフィルターの定期的な清掃をしっかりしていただければ、そんなに頻繁にする必要はありません。
当店の提供する、「完全分解エアコンクリーニング」であれば、完全に汚れをリセット出来ますので、一般的なエアコンクリーニングの頻度の半分程度と考えて頂いて結構です。例えば通常が2年置きであれば4年置き、3年置きであれば6年置きという感じです、日頃のお手入れがしっかりされているエアコンでしたら、エアコンの寿命の中で1回から2回程度のクリーニングで済む事が多いです。
おまけ! 汚れ気味のエアコンを使用する時に有効なウラ技?
仮にエアコン内部にカビやウィルスが発生していた場合、それらは運転開始直後に最も風に乗って室内に放出されます。その為の対策として、運転開始直後10分間くらいは窓を全開にするなどして換気をしっかりすることが有効です。運転してしばらく時間が経つとカビやウィスルの放出量は減ってきますので、それから窓を閉めて室内の温度や湿度を調整します。
最初から閉め切った室内で運転すると、カビ菌やウィルスはそのまま空気中に漂い続け、人が吸い込んだり、エアコンに再び吸い込まれてしまいます。
ただ、手間と電気代はもったいないですね・・
【ブログ】 かいて木日記

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- 手入れと片付けの専門家 かいてきの木 代表の羽鳥(はとり)と申します。
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