40~50代のアナタが長野市の実家を片付ける為にするべき事とは!

誰もが直面する可能性がある実家の片付け

アナタは今何歳ですか?40~50代だとすれば、実家、又は親の家の片付け、相続、遺品整理、生前整理、介護、空き家問題・・こういった問題に間もなく直面するのかもしれません、それとも、今まさに、直面している最中でしょうか。

実家の片付け、親の片付けは、誰もが直面する可能性を持っています。

でも実家の片付け、親の片付けって、色んな意味で難しいです・・自分の身の回りの断捨離も難しいのに、家族とは言え自分以外の人の所有物を片付けたり、処分したりすることは精神的にも肉体的にも大変なエネルギーを必要とするものです。

アナタにとっては不用品に見えていても、持ち主であるご両親にとっては大切なモノで「処分なんてとんでもない!」と思うモノがほとんどなのです。

世代ごとにモノへの価値観は全く違う

この数十年、私達の持ち物と暮らし方は激変しました。普段意識することは少ないですが、じつは生まれ落ちた世代によってモノへの価値観は大きく違っています・・

例えば、アナタの若い頃は、好きなことや興味のあること、趣味などに関する、より深い情報を求めるときには主に雑誌などの紙媒体から得ていたのではないでしょうか?

考えてみると、昭和の中学生達が大好きな芸能人やアイドルに関する情報をいち早く、より詳しくキャッチするために明星や平凡を毎月欠かさず購入して、本棚に収めていたのは不思議なことではありません、テレビ、ラジオ以外に憧れの芸能人の情報に接するには、情報が掲載されている印刷物(紙、書籍)からでしか無かったわけです。その情報をいつでも自分の好きなタイミングで見返すためには自分の本棚に収めておく以外に方法はありませんでした。

情報とモノ(雑誌)がセットになっているため、モノを手放すことは、情報も一緒に手放すことを意味します。インターネットが無かった頃の雑誌の情報は唯一無二です、処分してしまえば、そこに掲載されている情報や写真を見返すことは殆ど出来ないわけですから、処分をためらう気持ちも当然強くなります。



この点を今の子供達と比較するとどうでしょう?今は好きな芸能人の情報はInstagramやツイッター、YouTubeなどのSNSをはじめ、インターネットから多くの情報を得ていますから、紙の媒体から情報を仕入れることは昔に比べて随分減りました、そして、インターネット上の情報の多くは検索で呼び出し、好きなときに見返すことが可能です。そういう背景があると情報のストックという観点では品物を所有し続ける意味があまり無いので、残る理由は、単純に持っていたいという所有欲しかありません。



このように時代が変われば状況も変わり,モノの役割も変化するので、モノに対する価値観も当然大きく変化します。

それでは、戦中、戦後を知る私たちの親世代はどうでしょうか?

モノの無い時代を経験し、何も持たない状態から、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、自動車、など以前家庭に無かったモノを自分たちの力で一つずつに入れてきました。


それらを手に入れた時の満足感と、品物達と過ごした思い出にも格別なものがあるのではないでしょうか。

そして、沢山の親戚や兄弟がいる大家族で育ち、結婚式やお葬式も自宅で普通に行っていた時代を知っている世代の人は、幼少期から刷り込まれている寝具、座布団、食器類の必要と感じるストック数も我々とは桁違いです。

核家族、高度経済成長、アメリカ仕込みの消費文化、こういった時代の中で育ってきた私たちの世代とは、モノに対する思いや価値観が違って当然です。

実家を片付ける前にするべきことは・・モノの引き継ぎ

このような世代によるモノへの価値観の違いがどれほどのものか、身をもって実感するのが実家の片づけというわけです。ごみの山にしか見えない不用品の数々も本人にとっては様々な思いが詰まった大切な品なわけです。

片付け以前に、先ずは、モノへの価値観や見え方は世代や立場によってまったく違って見えているという認識をハッキリ持つこと!これが基本中の基本になります。

そのうえで今直面している片付けに向き合っていく必要があります。そして大切な事は、決断して前に進むということ・・先送りはなんの意味もありませんし、逆に事態を悪化させることになります。

目の前のモノを処分するのか、残しておくのか、保留にして様子をみるのか・・
それを、今決断することが大切です、モチロン保留という選択肢だってあるのです。重要なのは、問題の先送りではなく再び判断するための猶予期間をもうけ、いつまでに判断するかを決めることです。一歩ずつでも前進することこそが片付けを成功させるカギとなるからなのです。

こういった片付けで、一番難しいのは、気持ちの整理です、本人がお元気なうちは子どもが何を言っても、かえって反発するばかりで片付けは進みませんし、亡くなってしまっている場合、持ち主不在の持ち物を処分することは残された家族に罪悪感が生まれるなどして心の負担が大きくなったりもします。

ではどうすればよいのでしょうか・・?



大事なのは、モノの引き継ぎです、このモノは、いつからここにあって何故ここにあるのかのストーリーを引き継ぐことです、趣味の釣り竿、古いカメラ、ゴルフのトロフィー、床の間の掛け軸、華道のお道具、軒下の盆栽、これらにどんなストーリーがあるのかを聞いて理解しておくことで、10個あるトロフィーのうち、この1個だけを取っておこうとかの判断がはじめて可能になるのです。



つまりは、コミュニケーションです、しっかりとモノの引き継ぎができれば、モノの行く末を判断できます、知らないモノの処分は心と身体の負担が何倍にもなるものです。

ご両親がお元気なうちに、是非昔話を聞いてあげてください。それこそが、片付けの第一歩なのです。

まとめ

①世代が違うとモノの価値観は全然違う
②立場が違うと、同じモノがゴミにも大事な宝にも見える
③モノの物語(ストーリー)を聞いてモノを引き継ぐことから片付けはスタートする

 

最後までお読みいただきありがとうございました

長野市で実家の片付け、空き家の片付け、引越しゴミ、粗大ごみ、家具、などの処分にお困りの方は必ず何かしらお役に立てると思いますので以下のページもご覧いただき、ご参考にして頂ければ幸いです。
かいてきの木「お気軽 お片付け。」
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羽鳥 弘晃
羽鳥 弘晃管理人
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